輻射空調を活用するメリットを解説
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今回は、空調設備として、輻射空調を活用するメリットについてご紹介いたします。
輻射とは、物体を介さずに赤外線を介して、熱が温度の高い方から低い方へ移動する現象のことを言います。
この輻射の現象を活用した空調の仕組みを輻射式空調といいます。
輻射式の空調設備を保育園や幼稚園で活用するメリットには下記のようなものがあります。
・体育館で空調の効率を上げる
輻射空調は、エアコンと比較し、体育館のような広い空間の空調の効率を上げることが出来ます。
輻射空調は空気を介すことなく冷暖房するため温度ムラが少なく、人が活動する箇所のみ局所的に温度調節が可能であり、効率的な空調を実現します。
一方、エアコンは、対流式冷暖房といわれ、天井などから空間全体を冷暖する方式で、風により温度コントロールをします。温かい空気は上へ、冷たい空気は下へ移動するため、体育館のような広い空間だと風が届かない場所が発生し、どうしても温度ムラができてしまいます。
そのため、局地的に温度調節が可能な輻射空調は、広い空間で空調の効率を上げることが可能です。
壁の代わりに活用する
輻射空調は、パネルを冷やしたり温めたりすることで温度のコントロールをします。このパネルは壁の代わりとしても活用が可能です。
壁の代わりに輻射空調のパネルを設置することで、壁に空調の機能を持たせることが出来るので、空間の有効活用にもつながります。
他にも輻射空調には、エアコンと比較して省エネ効果などもあります。
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